2014年9月27日土曜日

源ヶ橋温泉

銭湯には地域の個性が現われます。
東京の銭湯は社寺風建築ですが、関西ではその外観は様々です。
銭湯の名前も東京は『~湯』ですが、大阪では『~温泉』となっています。
その大阪の銭湯の中で是非とも見たい銭湯が生野にありました。

14.9.19 大阪府 寺田町

目的の建物には環状線の寺田町で下車。

14.9.19 大阪府 寺田町

こんな街中を徒歩15分。

14.9.19 大阪府 生野

商店街の脇に入る路地の奥に目的の建物がありました。

14.9.19 大阪府 生野

源ヶ橋温泉です。
建物は昭和12年(1937年)の建築の木造2階建てで、大阪らしいケバさを伴った外観・内装とも昭和モダニズムの面影を残す貴重な建造物となっています。


14.9.19 大阪府 生野

建物の上部にはライトアップされた女神像があります。
この女神像は近年の小細工ではなく、完成当初から「入浴」と「ニューヨーク」をかけて温泉マークを持った自由の女神像を飾ったという歴史のあるものなのだそうです。

14.9.19 大阪府 生野

入口の内側もデザインが凝ったものとなっています。





こちらの銭湯は国土の歴史的景観に寄与するものとして、1998年に銭湯としては初の国の登録有形文化財となっています。

14.9.19 大阪府 生野

静かな大阪の街並みの夜が更けていきました。

2014年9月21日日曜日

毛呂の雑貨屋さん

埼玉県の毛呂で見つけた雑貨屋さんです。
冷たい風が吹き抜ける畑の中にポツンと建っているような立地でした。

96.3.9 埼玉県 毛呂

建物は7かなり平べったい平屋の店舗部分と、細身の総二階の恐らく住居部分が合体したような構成でした。
どこかアンバランスな中にも妙なまとまりもあって、模型化したいようなお店でした。


96.3.9 埼玉県 毛呂

平屋店舗部分のアップです。
屋根はかなり浅く、トタンの部分と瓦の部分の組み合わせもちょっと不思議です。


96.3.9 埼玉県 毛呂

店舗部分左側の側面です。

96.3.9 埼玉県 毛呂

住居部分と思しき総二階部分です。


2014年9月18日木曜日

四ツ木の灸

知る人ぞ知る『四つ木の灸』。
興味本位で見に行ったことがあります。

93.7.27 葛飾区 四ツ木

昭和のはじめからこの地でやっている『四ツ木の灸』です。
見た目には普通の民家のようです。


93.7.27 葛飾区 四ツ木

付近には昔ながらの昭和の光景が残っていました。

93.7.27 葛飾区 四ツ木

京成電車、四つ木の駅からみた風景です。


2014年9月14日日曜日

昭島で見た気になる建物

所用で昭島に言ったときに見つけた事務所建築です。

96.3.6 東京都 昭島

ペンキ塗りのちょっと洒落た建物、どのような用途であったのかは判りません。
玄関平屋部分と総二階建ての部分の組み合わせがなかなか良い感じです。

96.3.6 東京都 昭島

妻面の二階部分の窓は何かしらの理由で塞がれています。
その下の小窓は掃き出し窓でしょうか?


2014年9月12日金曜日

千住の大黒湯

千住寿町にある大黒湯
『東京のキング・オブ銭湯』と呼ばれている、今なお現役の銭湯です。

場所は、北千住駅から北西に徒歩10分ほど歩き、国道4号線を渡って少し西方向に行った昔の街並みが残る千住寿町にあります。
東京の銭湯は全国的に見ても独特なお寺のような建物が多く、その中でもその極致のような銭湯がこちらの建物と言って良いでしょう。

88.10.22 足立区 北千住

大黒湯は1929年(昭和4年)創業です。

88.10.22 足立区 北千住

これはもう、殆んどお寺ですね。

88.10.22 足立区 北千住

懸魚と唐破風。
ものすごく手が入っています。

88.10.22 足立区 北千住

付近にあった畳屋さんは昔ながらの姿を留めていました。

88.10.22 足立区 北千住

懐かしい看板

88.10.22 足立区 北千住
白熱灯の街灯も残っていました。

2014年9月8日月曜日

和歌山県 名手の街並み

和歌山県の名手は和歌山線沿いにある小さな街です。
この名手の街並み訪問は殆んど当てずっぽうでした。
列車の車窓から見ていて、雰囲気が良さそうに見えたというだけの直感で下車しました。

07.9.5 和歌山県 名手

駅から狭い街道が左右に曲がりながら続いていました。

07.9.5 和歌山県 名手

白壁の塀のヤレ具合がなかなかです。

07.9.5 和歌山県 名手

雑貨屋さん。
かなりの年代モノですね。

07.9.5 和歌山県 名手

角の商店も結構凝った造りです。

07.9.5 和歌山県 名手

郵便局舎は洋風のいかにもな雰囲気の建物でした。

07.9.5 和歌山県 名手

反対側から見た郵便局。
狭い商店街に面しています。

07.9.5 和歌山県 名手

理容室も渋い建物でした。
入口に植木を置いてあったりしていますので、もう営業はしていないのかも知れません。

偶然のあてずっぽうで降りた名手の街。
次の列車までのプチハイク。
なかなか味わいがありました。

2014年9月5日金曜日

足立電話局

足立区北千住にあった足立電話局はスクラッチタイルの味わいのある電話局でした。
この建物の建築時の名前は『千住郵便局電話事務室』と言いました。

 88.10.22 足立区 北千住

昭和4年の建築で、設計は山田守です。
山田守は、東京帝国大学を卒業後、逓信省に入省後退官して建築家として独立するまで、逓信省関係の建物を多く手がけました。
この旧千住郵便局電話事務室も、その中の一つ。
小品ながら、角に大きな局面を取った特徴的な建物です。

88.10.22 足立区 北千住

今なお健在のようですが、電話局としての使命は終えてしまっているようです。


88.10.22 足立区 北千住


2014年9月1日月曜日

北千住の洋館病院

北千住の街並みにひっそりと残る洋風の外観の病院を見つけました。


14.4.14 足立区 北千住

病院の正面の姿です。

14.4.14 足立区 北千住

舐めまわすように一周してみます。
病院正面は洋風ですが、右手は和風ですね。

14.4.14 足立区 北千住

側面は和風です。

14.4.14 足立区 北千住

後ろ姿も失礼します。
こちらは完全に長屋的雰囲気です。

14.4.14 足立区 北千住

建物左側です。

14.4.14 足立区 北千住

一見洋風のこの病院建築、実は正面一回部分しか洋風な部分は無いのでした。

14.4.14 足立区 北千住

それでもどこか愛らしい建物でした。