2014年10月30日木曜日

一期一会~鳥飼駅での思い出

鳥飼駅(とりかい)は、かつて福岡市内の城南区に存在した国鉄筑肥線の駅です。
この駅は1983年の3月22日に筑肥線と福岡市地下鉄1号線の直通運転が開始されたのに伴い、筑肥線の博多寄りの地上区間は廃線となりました。
この駅に廃止の直前の1983年の3月9日に見にゆきました。

83.3.9 福岡県 鳥飼

駅を撮っていたら、恐らく駅に近い中村学園の女子高生と思われる3人組が気さくに声を掛けてきました。
名残を惜しんで見に来たんだ、と言ったら列車をバックに記念写真を撮って、というリクエストが来ました。
喜んで記念写真を撮らせてもらいました。
この子達もきっと今はみんな立派なお母さんになっているのでしょうね。

83.3.9 福岡県 鳥飼

こちらは鳥飼の駅舎です。
乗降も結構多い駅でありましたが、廃止が見えていたので古いままの駅舎でした。
福岡中心部に程近い場所とは思えない風景でした。

83.3.9 福岡県 鳥飼

同じ場所から振り向いた駅前の風景です。

今この場所には城南区役所が建って全く違う風景になっているようです。
また、筑肥線廃線から20年以上経過した2005年に福岡市地下鉄七隈線が開業して、この場所から程近い場所に地下鉄別府駅が開業しています。

2014年10月25日土曜日

スイスの小さな村

本日の街並みはスイスの小さな村のご紹介です。
ベルギュンはスイス東部のグラウビュンデン州、アルブラ谷(Albulatal)にある、かわいらしい家や教会が並ぶ小さな村です。
ベルギュンを通るレーテッシュ鉄道には氷河急行・ベルニナ急行が通り、ベルギュンの駅も停車駅でもあるので、有名な避暑地であるサンモリッツまで行かずに敢えてこの静かな村で滞在する旅行者も多いそうです。
また冬場にはサンモリッツ寄りのプレダ(Preda)の村からベルギュンまでの車道(というよりもアルブラ峠越えの車道全線)が冬は通行止めになり、全長6キロほどの部分がソリコースとなって、ウインターシーズンも楽しめる場所となっています。

90.10.26 Bergün

村はずれから見たベルギュンの村の風景。


90.10.27 Bergün

先ずは二日間の宿探し。
これは全くの当てずっぽうで、この村にホテルがちゃんとあるかどうかさえ確認しないでの全くの行き当たりばったりの行動。
不安もありましたが、結構なんとかなるという気持ちの方がずっと上回っていました。

駅から徒歩数分のところに一階がレストランのホテル↑を発見。
早速突入して部屋を確認するとあっさりOK。
流石、観光国スイスですね。
そしてシーズンオフなのも幸いしているかもしれません。

90.10.26 Bergün

鐘楼のあるこの建物はこの村のランドマーク的存在でしょうか。

90.10.25 Bergün

初日の夜に撮った同じ場所の風景です。

90.10.26 Bergün


90.10.26 Bergün

村を一歩出たら急峻なアルブラ峠になります。

90.10.26 Bergün

雨模様の街並み。

90.10.26 Bergün

村は紅葉真っ盛り。
標高の高い山頂付近は既に雪化粧をしていました。

90.10.27 Bergün

最終日の朝、目が覚めると何と雪化粧をしていました。
この地方は10月で既に初雪が降るのですね。

90.10.27 Bergün
村は一気に冬景色になりました。



2014年10月23日木曜日

香春駅の風景

日田彦山線の香春駅舎は小倉鉄道時代に建築された特徴のある洋風駅舎でした。


83.3.8 福岡県 香春

香春の駅舎です。
この駅舎は小倉鉄道が大正4年に建築した駅舎で、歴史的に大変貴重な駅舎でしたが、残念ながら平成7年9月に火事で焼失してしまいました。


83.3.8 福岡県 香春

ホームから見た香春駅舎。
背景には特徴的な外観の香春岳が見えます。
駅舎の差掛け部分にはチャレンジ2万キロの記念写真コーナーがあります。
懐かしいですね。


83.3.8 福岡県 香春

駅舎から眺めた香春岳。

83.3.8 福岡県 香春

香春駅の構内の風景。
背景に筑豊の特徴であるボタ山が見えます。


2014年10月19日日曜日

ボタ山が見える風景

五木寛之著『青春の門』は筑豊地方を舞台にした有名な著作で、青春時代に何度も繰り返して読んだ書物です。
また、この小説は何度も映画化をされ、その中で筑豊のボタ山や炭住、そして石炭を運ぶ汽車などのシーンが目に焼き付きました。
また、その中で登場した大竹しのぶや杉田かおるの演じる牧織江の印象も目に焼き付きました。

映画の舞台になった筑豊独特の風景、特にボタ山は是非我が目で見たく、大学時代の合宿の帰りがけに筑豊付近の鉄道の様子を見るのと合わせて行きました。


83.3.8 福岡県 後藤

こちらが、列車の車内から初めて見たボタ山です。
この当時は既にボタ山の撤去が始まっており、一部のボタ山には草や木が生えていたりで映画で見たような活気ある光景は見られませんでした。

83.3.8 福岡県 飯塚

こちらは筑豊本線飯塚駅構内から見えたボタ山です。
当時はこんな客車列車も残っていました。

83.3.8 福岡県 飯塚

駅構内から別の角度で見た同じボタ山です。
ホームにある様々な施設が今となっては懐かしいものばかりです。


83.3.8 福岡県 田川後藤寺

こちらは四方向から線路が集まってくる日田彦山線の田川後藤寺駅の構内風景です。
この頃は貨物扱いもそれなりに行われていて、石炭列車こそ無くなったものの、昔ながらの光景が残されていました。


83.3.8 福岡県 漆生

こちらは今は無き国鉄漆生線の漆生付近の風景です。
どことなく自分のイメージする筑豊の印象に近いなあと感じた場所でしたので、ここで列車と絡めて街並みを撮ってみました。


83.3.8 福岡県 漆生

上の写真の列車を振り向いて撮ったものです。
踏切奥には踏切警手小屋が見えます。
そんなに列車回数が無いこんな踏切にも踏切警手がいたのが、今となっては信じられない気がします。

2014年10月18日土曜日

桶川の木造旅館

埼玉県桶川市の旧中山道沿いにはいくつかの懐かしい建物が今も残っています。

 14.10.13 埼玉県 桶川

こちらがその木造旅館の外観です。
今なお現役の木造旅館がこんな場所で現役だったのですね。

14.10.13 埼玉県 桶川
正面から。

14.10.13 埼玉県 桶川
右側側面。

残念ながら裏側は住宅密集で全く見えませんでした。

2014年10月12日日曜日

石狩平野で見かけた商店

この夏の親子旅で北海道に行った折に見つけた商店です。

14.8.4 石狩郡 新篠津

いかにも北海道らしい素朴な造りの商店建築です。
間延びしていて素っ気ない、とも言えますが私的には結構惹かれるものがありました。


14.8.4 石狩郡 新篠津

隣接したトタン板貼りの倉庫も味わいがあります。
出入口部分を切り妻にして雪の落下を防止しているのは北海道の建物らしいところです。

14.8.4 石狩郡 新篠津

商店の正面。
寒冷地ながらアルミサッシュには改造されていません。


14.8.4 石狩郡 新篠津

完全に色が抜けた建具も良い感じです。

14.8.4 石狩郡 新篠津
建物裏側は実に詰まらないです。
ガックリ。


2014年10月8日水曜日

上総湊の元郵便局

房総半島の上総湊で見つけた元郵便局です。

87.12.18 千葉県 上総湊

一見寄せ棟造りの無難なデザインに見えますが、何故か左半分がその屋根から飛び出しています。


87.12.18 千葉県 上総湊

飛び出している部分には窓もなく、どのような用途であったのか気になります。



2014年10月2日木曜日

烏丸七条の飲食街

京都駅前からすぐの烏丸七条の交差点近くに時代から取り残されたような飲食街がありました。

14.9.20 京都 烏丸七条

七条通り沿いにその建物はありました。

14.9.20 京都 烏丸七条

道路反対側からの眺めです。
左右から開発の波が押し寄せている感じです。
後ろは元近鉄百貨店のヨドバシカメラです。

14.9.20 京都 烏丸七条

テコテコ歩いていると気付かない位目立たない建物です。

14.9.20 京都 烏丸七条

改築中の隣の建物は、以前はどんな建物であったのでしょうか。

14.9.20 京都 烏丸七条

お店の名前が並んだ雰囲気、いい感じですね。

14.9.20 京都 烏丸七条

中の様子です。
建物の真ん中に廊下があって左右に奥行の無いカウンタースタイルのお店が長屋状に軒を連ねています。

14.9.20 京都 烏丸七条

うなぎの寝床のような建物の中間にトイレがあります。


14.9.20 京都 烏丸七条

トイレも凄い!

14.9.20 京都 烏丸七条

じじばば

14.9.20 京都 烏丸七条

福きたる

14.9.20 京都 烏丸七条

反対側の路地まで通り抜けが出来ます。