全国の懐かしい町並みを見て歩いてかれこれ30年近くになりました。 その時の街並み紀行とあわせて、主に余り著名でないB級以下の建物やバスをはじめとした懐かしい車たちを色々な角度から見た画像なども紹介したいと思っています。 建物の模型等を作られる方の参考になればブログ主としては大変幸せに思います。

2016年8月28日日曜日

安治川隧道

 7月に大阪へ出掛けた折に案内してもらった物件です。
「川を渡るトンネルがあるで。昔は車も通行していた大きなエレベーターがあるで」。
そんな施設があるとは全く知りませんでした。


16.7.10 大阪市 西区

こちらが、その安治川隧道のエレベーターです。
安治川隧道は安治川の下を通る川底トンネルです。
当時橋が無く、渡船に頼っていた安治川でしたが、渡る人・自転車などの交通量が増加したため川底を潜るトンネルが計画され、1935年(昭10年)工事着工し、戦火たけなわの1944年(昭19年)9月に開通しました。
 

16.7.10 大阪市 西区
訪れたのは西区側の建物です。

安治川隧道は、歩行者・自転車用通路と2車線の自動車用通路が設けられました。地上から地下への移動はスロープではなく大形エレベーターによって行われるという、余り他では見ることの無い方法で建築されています。


16.7.10 大阪市 西区

対岸の此花区側の建物がみえます。


16.7.10 大阪市 西区

すぐ脇には阪神なんば線の鉄橋が隣接します。
川を渡ったら西九条ももうすぐです。

16.7.10 大阪市 西区

建物外観。
機能性優先の昭和モダニズム建築です。

16.7.10 大阪市 西区

現在、安治川隧道は自動車の通行は停止しており、歩行者・自転車通路のみが通行可能となっています。地下通路には階段もしくはエレベータどちらでも移動でき、通路自身は24時間利用可能だそうです。
真偽のほどはわかりませんが、ここは心霊スポットにもなっているとか・・・。


2 件のコメント:

  1. 面白いです。
    説明がなければ何の変哲もない、ただの古い建物ですね。
    内部の様子も知りたかった。

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  2. い さん
    この建物は説明無いと詰まらないビルにしか見えませんね。
    内部は見る時間がありませんでした。

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