2015年4月27日月曜日

築地の『ナンデモヤ』

本日は知る人ぞ知る物件です。
以前、築地にあった雑貨屋さん。
その名もズバリ、『ナンデモヤ』。
ストレートな命名です。

94.10.19 中央区 築地
建物自体は良くある看板建築です。
看板とテントでは文字の方向が異なるのもご愛嬌。
それにしても昔から赤い看板とは凄いですね。

94.10.19 中央区 築地


2015年4月23日木曜日

松崎の理髪店

海鼠壁で有名な伊豆半島の松崎。
海鼠壁の家を見物時に見つけた理容室です。

94.11.26 静岡県 松崎
角地に建つ洋風の外観の建物です。
『リハツ セキ』の切り抜き文字が効いています。
良くまとまった理容室物件でした。

2015年4月19日日曜日

築地で見つけた懐かしい現役建物 その6 角地に建つ看板建築の商店

東京下町に多く建つ看板建築。
築地付近には今もそれなりの数が残存しています。


15.3.24 中央区 築地

角地に建つ5角形の看板建築は、なかなか見応えがあります。


15.3.24 中央区 築地

隣の建物も看板建築です。

15.3.24 中央区 築地



2015年4月17日金曜日

築地周辺で見つけた懐かしい現役建物 その5 大野屋

新富町は明治時代、「東京一の劇場」と謳われた芝居小屋・新富座があり、歌舞伎関係者が多い芝居町として栄えていました。
『新富』という地名もこの新富座に由来するそうです。
歌舞伎座や新橋演舞場も近くあり、まさに歌舞伎とは縁の深い土地柄です。
そのため、この周辺には今も歌舞伎に絡んだお店が点在をしています。
その中の一軒が大野屋さんです。

「大野屋總本店」さんは、歌舞伎役者や日本舞踊家向けに誂えなどの足袋を得意とするお店で、中村勘九郎氏や市川海老蔵氏といった、当代 の人気役者をご贔屓に抱える足袋の名店です。


14.3.1 中央区 新富

実に立派な建物の外観を維持しています。
建物は関東大震災後の建築とのことです。

15.3.24 中央区 新富

店舗部分正面です。

14.3.24 中央区 新富

店舗コーナーのガラスケース部分。

14.3.24 中央区 新富

お江戸の建物らしい、出桁造りです。

15.3.24 中央区 新富

右側面です。
奥にかなり複雑に増築がなされています。


14.3.1 中央区 新富

増築された隣の建物も窓の意匠等も合わせられていましたが、近年改装されて統一感が無くなってしまいました。


2015年4月14日火曜日

築地で見つけた懐かしい現役建物 その4 大宗旅館

築地市場にもほど近い街並みの中に一軒の和風旅館があります。

14.3.24 中央区 築地

大宗旅館さんは、大正時代に建てられた民家建物を利用して戦後から旅館営業をしており、客室は2部屋のみだそうです。
築地市場に近い土地柄、以前は水産関係者などが利用されていたそうです。

14.3.24 中央区 築地


館内は、タイル貼りの洗面台や、彫り細工の施された障子窓など、細部に遊び心が光り、レトロな魅力が満載とのこと。

14.8.22 中央区 築地  

建物外観です。
懐かしい雰囲気満載です。


14.8.22 中央区 築地

完全に前後左右をビルやマンションに覆いつくされています。
ネットで見ると今も宿泊可能で、価格も超お手頃のようです。
一回泊まってみたい旅館です。
こちらに紹介記事がありました⇒http://blogs.yahoo.co.jp/wk4868/22951834.html

2015年4月10日金曜日

築地で見つけた懐かしい現役建物 その3 黒澤家

築地の現役の懐かしい建物、三回目は和風建築です。

15.3.18 中央区 築地

狭い路地に立派な建物が対峙しています。

15.3.18 中央区 築地

左側から。

15.3.18 中央区 築地

右側から。
路地が狭いのでこんな写真しか撮れません。

15.3.18 中央区 築地

中央の玄関。
築80年になるそうです。

15.3.18 中央区 築地

凝っています。
こちらの建物には『黒澤』という表札がかかっています。
この建物は鉄板焼きのお店で、店内に入ると黒澤明監督の写真がたくさん飾られていたます。
実はこのお店は、黒澤監督の長男・黒澤久雄氏がプロデュースした鉄板焼きのお店だとの事でした。朝からステーキを食べていたという黒澤監督の食卓をイメージしているそうです。

15.3.18 中央区 築地


夕方の風景。
風情があります。

2015年4月6日月曜日

築地で見つけた懐かしい現役建物 その2 宮川食品

前回紹介したトラヤ薬局さんのすぐそばの交差点には目を引く看板建築が健在です。
宮川食品さんは、創業明治35年の食鳥鶏卵専門店です。
業務用・家庭用の食材を卸・小売をしております。


15.3.18 中央区 築地

正面からの外観です。
交差点の角に建って、隅切りがされているために押し出しの強い外観となっています。
戦前に流行っていた所謂『看板建築』の典型で、天地の詰まった3階部分も特徴です。

15.3.18 中央区 築地

左側面です。
同建物は平成23年に東京都選定歴史的建造物として選定されました。
宮川食鳥鶏卵は関東大震災以降の看板建築の一つで、昭和4年(1929年)に建築された建物です。 昭和初期の商店の雰囲気を醸し出していて、景観上重要な建造物として認定されました。  


15.3.18 中央区 築地

更に左から。
店内には多くの職人さんが鳥を捌いていました。


15.3.18 中央区 築地

二階、三階部分のアップです。

15.3.18 中央区 築地

こちらは右側側面。

15.3.18 中央区 築地

こちらの建物も末永く頑張ってほしいものです。

2015年4月2日木曜日

築地で見つけた懐かしい現役建物 その1 トラヤ薬局

中央区築地で見つけた現役の懐かしい建物です。

14.4.28 中央区 築地

こちらは築地駅を出てすぐ近くにある現役の薬局、トラヤ薬局さん。
薬局の正面です。
近年改修をされて綺麗になっています。
アールデコ調のデザインを残した薬局は貴重です。

14.4.28 中央区 築地

右側から見た薬局外観。

15.3.18 中央区 築地

見上げてみてもなかなかです。

15.3.18 中央区 築地

二階の上げ下げ窓にはステンドグラスが入れられています。

15.3.18 中央区 築地

一階店舗部分の明かり窓も同様です。
これからも頑張ってほしい建物です。