2015年4月17日金曜日

築地周辺で見つけた懐かしい現役建物 その5 大野屋

新富町は明治時代、「東京一の劇場」と謳われた芝居小屋・新富座があり、歌舞伎関係者が多い芝居町として栄えていました。
『新富』という地名もこの新富座に由来するそうです。
歌舞伎座や新橋演舞場も近くあり、まさに歌舞伎とは縁の深い土地柄です。
そのため、この周辺には今も歌舞伎に絡んだお店が点在をしています。
その中の一軒が大野屋さんです。

「大野屋總本店」さんは、歌舞伎役者や日本舞踊家向けに誂えなどの足袋を得意とするお店で、中村勘九郎氏や市川海老蔵氏といった、当代 の人気役者をご贔屓に抱える足袋の名店です。


14.3.1 中央区 新富

実に立派な建物の外観を維持しています。
建物は関東大震災後の建築とのことです。

15.3.24 中央区 新富

店舗部分正面です。

14.3.24 中央区 新富

店舗コーナーのガラスケース部分。

14.3.24 中央区 新富

お江戸の建物らしい、出桁造りです。

15.3.24 中央区 新富

右側面です。
奥にかなり複雑に増築がなされています。


14.3.1 中央区 新富

増築された隣の建物も窓の意匠等も合わせられていましたが、近年改装されて統一感が無くなってしまいました。


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