昭和の風景 『太田隆司展』を見てきました。

連休後半の一日、小田急百貨店町田店で開催されている『太田隆司展』を見てきました。
この件についての経緯はこちら（⇒良かったです！『太田隆司展』）を見てください。

１３．５．５　小田急町田店にて

こちらがその会場です。
太田隆司氏はペーパークラフトで平面的でもなければ立体でもない風景を切り取って作品を作られている方です。
今回の個展はその作品の中から『昭和の風景』をモチーフにした作品を展示している由。
個人的にはこれまで存じ上げない方でしたが、作品紹介を調べてみて俄然興味が沸いてきました。
作品の範囲はヨーロッパの主にクルマを絡めた風景から今回の昭和の風景まで多彩です。
その中で、昭和の風景に車と鉄道が絡んでいる作品が多くありました。
以下、ご本人のご了解を頂きましたので簡単にご紹介します（会場内はこの種の個展では珍しくも撮影OKです）。

日劇がある風景作品

一連の昭和の風景作品の中でも私的にインパクトがあったのが、こちらの作品です。
昔はどこにでもあった映画館。
その懐かしい風景が甦ってきます。

巣立つ日の我が家

嫁ぐ日の我が家の風景が切り取られています。
実体験が無くてもどこかで見たことがあるような錯覚に陥ってしまうような光景が再現されています。

モノクロームの記憶

こちらは少し趣向が異なった、モノクロームの風景をベースにした作品。
東京下町あたりが舞台でしょうか。

東京下町
人を、暮らしを乗せて

懐かしい昭和の下町風景に都電の姿が馴染みます。
夕陽のバックも泣かせます。

水郷のある街

こちらも嫁ぐ嫁と親族をモチーフに水郷の風景を背景に展開しています。

会期は５月７日（火）まで、小田急百貨店町田店で開催されています。