全国の懐かしい町並みを見て歩いてかれこれ30年近くになりました。 その時の街並み紀行とあわせて、主に余り著名でないB級以下の建物やバスをはじめとした懐かしい車たちを色々な角度から見た画像なども紹介したいと思っています。 建物の模型等を作られる方の参考になればブログ主としては大変幸せに思います。

2021年10月23日土曜日

雲上の楽園。

 岩手県の松尾鉱山には『雲上の楽園』と呼ばれたアパート群の廃墟が今なお残っていることで有名です。

先日、用務でそちらに関連する施設を見てきました。


こちらは案内された松尾鉱山跡地の中和施設。
鉱山から出る坑廃水は、強酸性で多量の2価鉄イオンを含み、大量の水を連続的に処理する必要があることから、「バクテリア酸化・炭酸カルシウム中和方式」の新中和処理施設がもうけられました。
奥にはここで処理した汚泥を貯める沼があります。
施設の方のお話では、この作業は半永久的にしないといけないそうです。
原発とは別の意味で負の遺産の処理に大変さを知りました。
奥には『雲上の楽園』とも呼ばれたアパート群の廃墟があります。

松尾鉱山には最盛期の1960年には人口1万3594人にまで増えましたが、その後硫黄鉱石の需要が激減し、松尾鉱山は1969年には倒産してしまいます。

その後黄鉄鉱に絞った新会社も1972年に倒産し、閉山しています。その時の負の遺産を処理するのが上記の中和施設です。


緑ヶ丘アパートと呼ばれる炭鉱夫の住宅は、標高が約1000mの地に建設された住宅群で、西の軍艦島などと並び、『東の軍艦島』とも呼ばれる日本最初期のコンクリートアパートでありました。


現在残っているのはコンクリート造のアパート11棟だそうです。このアパートは当時の最新技術・設備で建設され、東京や大阪などよりも早く最新設備を取り入れるほどであったといいます。その一例として、水洗トイレ・セントラルヒーティングなども備えていたそうです。

また、スキー場があるほどの豪雪地帯に立地していることから、雪の中でも行き来できるように各棟間は内部で連楽通路で結ばれており、大階段や共同浴場、さらには建設当時岩手県内では2校しか無かったというコンクリート造りの学校施設まで併設されていました。



こちらは独身者向けの至誠寮。一連のアパートとは異なる場所に位置しています。

これ以外に木造住宅群もありましたが、これは延焼実験という名目で全て燃やしてしまうというワイルドな処理がなされています。


麓の資料館も見てみました。

パンフレットにもアパートの姿が掲載されていました。

2021年10月16日土曜日

湊にあった商店

 中央区の湊付近は古い建物が多く残る場所でした。

今はさすがに数を減らしていますが味のある建物はまだ残っています。

12.9.25 中央区 湊

一見モルタル造りの普通の建物ですが、正面の屋根裏窓があることでちょっと変化があって面白い建物に見えます。
すでに廃屋になってから時間が経っているようでした。
屋根には盛大に草と樹木が生えています。


左側から見ても屋根部分が凄いことになっています。

奥の建物も解体されていましたので、この建物もその後解体されたものと思われます。


2021年10月8日金曜日

横手の平源本店

 横手で一番好きな建物が平源本店です。

88.6.5 横手

最初に見たのは1988年。

90.9.30 横手


二年後には念願の宿泊をしました。


平源本店、正面からは洋風のホテル風ですが、実際は木造の和風旅館です。

97.8.14 横手

三回目は1997年のお盆。

08.1.25 横手

四回目は出張の行きがけにご機嫌伺に立ち寄り。


左に並んであった平利旅館は無くなっていました。

88.6.5 横手

隣の旅館はこんな感じでしたが、既に解体されていました。


2021年9月30日木曜日

足利のまち2005年

 前回ご紹介した足利の街、2005年にも行っています。

16年前の足利の様子をご覧ください。

05.9.16 栃木県 足利

JR両毛線の足利駅です。
リニューアルされて現在も健在です。



こちらは渋い牛乳屋さん。


立派な商店建築です。
当時は普通の住宅で使われていました。


渋い寿司屋さん。


寿司屋さんの入った建物の全景です。
元はどのような目的の建物であったのでしょうか、なかなか立派な建物です。


足利付近はウナギも名物のようで、ウナギ屋さんも何軒もあります。


ウナギを焼く香りが漂います。




散策しているうちに陽が落ちてきました。

この米屋さんを撮影後、帰宅しました。

2021年9月22日水曜日

昭和の香りが残る足利。

 

21.9.10 栃木県 足利

JR両毛線沿線の街は古くから栄えた街が並んでいます。
そのような街の一つである、足利。
街のそこかしこに昭和の香りが残っていました。



表通りから一本裏側の通りには古い建物がそれなりに並んでいました。



こちらは4軒長屋。


角のタバコ屋さんは現役でしょうか?



何とも言えない渋さが漂う薬局。


蔦の絡まる廃映画館と木造住宅。


2021年9月17日金曜日

足利の『劇場通り』

 お友達が見に行ったという足利の『劇場通り』の雰囲気がとても現代のものとは思えず、先日そのお友達と行ってきました。



21.9.10 栃木県 足利

その気になった場所が、これです。

何とも言えない場末感、そして昭和感を醸し出しています。


映画comより

この映画館は既に廃業して久しいのですが、何故か今なおそのまま残されています。そして、閉館後に映画のロケにも使われているのですね。その経緯を映画.comから抜粋します。


[映画.com ニュース] 綾瀬はるかと坂口健太郎が初共演するラブストーリー「今夜、ロマンス劇場で」の撮影が5月下旬、栃木の旧映画館・足利東映プラザで行われた。物語の舞台となる1960年代のクラシカルな映画館「ロマンス劇場」に生まれ変わった同施設には、メガホンをとった武内英樹監督率いるスタッフたちのこだわりが細部にまで反映されていた。有楽館の名称で運営していた映画館を建て替え、77年に開館、その後惜しまれながらも99年に閉館した足利東映プラザ。外には「劇場通り」と書かれた映画館時代のアーケードが残されており、劇場の壁を覆うツタ、各所に見受けられるサビが“映画が娯楽の王様”だった頃の古き良き時代を感じさせる。映画監督を夢見る青年・健司(坂口)の前に、長年あこがれ続けてきたスクリーンの中のお姫様・美雪(綾瀬)が現れ、次第に惹かれていくというオリジナルストーリーを企画した稲葉直人氏は「当初イメージしていたのは『ニュー・シネマ・パラダイス』に登場するような映画館でしたが、そこにこの映画ならではのアイデアが次々と加わっていきました」と話し、物語の核となる「ロマンス劇場」に数々の意匠を凝らした。


こちらは裏通りから見た足利東映プラザ。
現在はスナックが入っているようですが、営業をしている気配がありません。
コロナ禍での休業なのか?、それともすでに閉店なのかどちらなのかはわかりません。


不思議なメニューを提供する『よしかわ』。
向かいの店は『よし川』。系列店なのでしょうね。


この劇場通りのアーケードがたまりません。



もうちょっと引いて、もう一回。
右手の『よし川』のヤレ具合も昭和な雰囲気を助長させますね。


良いものを見れました。


2021年9月4日土曜日

街の鉄工所

 街の鍛冶屋さんというのは、昔から童話にも出てくるものですが、今はそのようなイメージを抱かせる鉄工所も減ってきています。

97.6.24 青森県 津軽新城

こちらは青森市内で見つけた懐かしい鉄工所です。
鉄工所らしく、作業場の扉の高さは高く、外には簡易的なものながらクレーンがあります。



ちょっと中を覗かせてもらいました。
工具が並ぶ工場の中というのも魅力があります。


この鉄工所見てから早くも四半世紀。

今も健在なのでしょうか。