全国の懐かしい町並みを見て歩いてかれこれ30年近くになりました。 その時の街並み紀行とあわせて、主に余り著名でないB級以下の建物やバスをはじめとした懐かしい車たちを色々な角度から見た画像なども紹介したいと思っています。 建物の模型等を作られる方の参考になればブログ主としては大変幸せに思います。

2016年1月9日土曜日

山寺ホテル

仙山線の山寺駅は「閑さや岩にしみ入る蝉の声」と詠んだ芭蕉の句が有名な名刹立石寺の下車駅です。

06.4.27 山形県 山寺

こちらは山寺駅舎。
立石寺にあやかって社寺風の意匠になっています。

06.4.27 山形県 山寺

その駅前から真っ直ぐ正面に位置しているのが山寺ホテルです。
こちらも社寺風の建築になっています。
明治時代からのホテルですが、昭和12年の仙山線全線開通に合わせて山寺駅と対面する形で正面玄関を東側に移して増築の形で新館として新築されたのが昭和11年のことだそうです。

仙山線は仙台と山形を結ぶ路線ですが、最初は山形から山寺までが開通、仙台まで通じたのは昭和12年のことでした。



06.4.27 山形県 山寺

こちらは右側から見た外観。


06.4.27 山形県 山寺


当主が亡くなる平成19年まで、ホテルとして営業していたそうですが、今は残念ながら宿泊はできません。

2 件のコメント:

  1. 3年ほど前に山寺に参拝の際、この旅館を実見しましたが、画像とほとんど変わっていません。旅館としては使用されていないけれど、看板などは壊れもなく、手入れされているようでした。なにかなつかしい雰囲気の建物ですね。看板に大きく交通公社の文字はそそられます。

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  2. toboさん
    3年前の目撃報告、ありがとうございます。
    調べてみるとホテル閉業後の今も催事場として健在だそうで、活用されているのはなによりですね。
    この懐かしい雰囲気のホテル、泊まってみたかったです。

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