井荻駅は戦後西武農業鉄道時代には糞尿輸送を行った折にこの駅にその積み込み設備があったという歴史を持つ駅です。
駅構内には通過用の中線があり、上下双方が上り坂になっているというどんぶり坂の底にあたる部分に作られた駅であったので、通過する列車は西武らしくない全速力で通過する駅でした。
90.6.3 杉並区 井荻 |
差し掛け部分はかなり手が入ってしまっていますが、全体の印象は建設時の印象を残しています。
90.6.3 杉並区 井荻 |
ホーム側はオリジナルの姿を残していました。
この駅は構内踏切を渡ってホームに向かう典型的な郊外電車スタイルの駅でした。
今のような階段を上下しなくていい駅構造は却ってバリアフリーで今求められている姿のような気がしてなりません。
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先日久松静児監督の1955年製作の日活映画「月夜の傘」を観ていたら、ロケ場所が当時の井荻駅近くであることを発見しました。
返信削除匿名さん
返信削除1955年当時ですと随分と長閑な風景が展開していたことでしょうね。