津島さんは家族や人の生死といったテーマを突きつめた作品を書かれていました。
それに因んで、太宰治の生家の斜陽館初訪問の画像です。
82.3.4 青森県 金木 |
余りにも有名な「斜陽館」。
建物は1907(明治40)年に太宰の父で衆議院議員であった津島源右衛門が建てた豪壮な建築です。
太宰自身が住んでいたのは中学進学までの12年間であったそうで、1950年の太宰の死後に津島家はこの家を売却して、その後は太宰治文学記念館を併設した旅館として利用されていました。
その後、経営悪化で旅館は閉業して、1996年に金木町が斜陽館を買い取り、町営の文学記念館として再出発して現在に至ります。
82.3.4 青森県 金木 |
この訪問当時は旅館を営んでいた時代ですが、北海道旅行の行きがけの日帰り訪問で外観を見るのみに留まりました。宿泊をしてみたかった建物です。
82.3.4 青森県 金木 |
青森県産材のひばをふんだんに使用した建物は1階に11室、2階に8室がある大豪邸で、外観からは想像できませんが、内部には洋風の旧銀行店舗部分や階段室、応接間等もあります。
また、一階奥の炊事室部分は大きなくトラス構造が見て取れるなど見どころの多い建物です。
現在は、太宰治の生家としての記念建造物であるとともに、近代和風建築の大豪邸の貴重な遺構とした国の重要文化財に指定されています。
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