昨年、岐阜での所用を終えて、折角ならと中央線経由で帰京しました。
その時に何気無く南木曽駅で下車しました。目的は特に無かったのですが、駅の名所案内を見ると、木造のつり橋が残っていると書かれていたので行ってみました。
橋の名前は桃介橋(ももすけばし)といい、長野県木曽郡南木曽町読書(よみかき)という場所にある木曽川に架けられた橋で、橋の名称は建築主である大同電力社長福澤桃介に因むものであると看板に書かれていました。
21.10.13 南木曾 |
歩いてみると線路が敷設されていた痕跡があります。
これも案内看板に説明がありました。
架橋当初は南木曽駅から発電所建設資材の運搬を目的としていたことから、橋中央にはトロッコのレールが引かれていたとのことで、その痕跡が残されていました。
同橋は1922年に完成した木製の吊橋で、1978年には老朽化に伴い使用中止となり、撤去される方向で決まったようです。
しかしながら撤去費用が捻出できずにそのまま存置されている間に、その価値が見直されて1993年、ふるさと創生事業の一環として復元されたそうです。
図面があるので、当時の様子が良くわかります。
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